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位牌


位牌とは

位牌とは、仏壇や祭壇などに飾る故人の戒名などを記載した木牌のことです。
故人の魂が位牌に宿ると考えられており、先祖の魂を大切に祀るために使用されています。

位牌の種類

位牌には「白木位牌」「本位牌」「寺位牌」という3種類があります。
白木位牌・・・親族が亡くなり、葬儀などの儀式に間に合わせるため、急遽作った仮の位牌。
本位牌・・・四十九日の法要が明けた後に白木位牌と取り替えて使用する正式な位牌。
寺位牌・・・お寺に安置してもらう位牌。

「繰り出し位牌」
33年もしくは50年供養した複数の位牌を1つにまとめる位牌。
戒名や法名を記載した8~10枚位の札板を入れる箱が台座に付いている。

位牌は一般的に2つ用意する

葬儀から四十九日までは白木位牌、その後は本位牌を用意することが一般的です。
本位牌には、戒名、没年月日、俗名、年齢などを記します。
※戒名の文字入れに1週間から10日間位かかりますので、早めにご相談ください。

位牌の選び方

基本的には宗派は関係ありませんので、好みの形を選ぶことができます。

すでに位牌がある場合は、同じような形で揃えるのが一般的ですが、故人にふさわしいものを選ぶとよいでしょう。

大きさ
位牌が大きすぎてお仏壇に入らないことがないように、仏壇の内部の作りに合わせることが大切です。

初めての位牌の場合は、先に安置するお仏壇を決めて、仏壇より小さい位牌にします。

先祖の位牌がある場合は、同じ大きさか、少し小さい位牌を選ぶのが一般的です。

夫婦の位牌は、同じ大きさを選ぶのが一般的です。夫婦の場合、一つの位牌に二人の戒名を連ねて入れることができます。

位牌の価格帯

デザインや材質が多種多様なので、約1万円〜5万円が相場と言えます。
何十年も使うものなので価格だけでなく耐久性も重視したほうが良いでしょう。
最近は海外製の1万円以下の格安位牌もありますが、すぐに壊れる可能性もありますのでお気をつけください。
一般的には細かい彫刻や装飾が施されていたり、漆を塗り重ねる回数が多かったりすると価格が高くなりがちです。

塗り位牌:
合成漆なら約1万円、本漆を使ったものなら3万円以上のものが多い。
漆を塗りって金箔や金粉などで飾り、一般的に多く普及されている位牌。
唐木位牌:
約2万円から5万円の価格帯のものが多い。
黒檀や紫檀、白檀、欅などが材料で、木目を生かした仕上がり。
堅くて緻密で、耐久性に優れており、虫や菌が原因で痛むことが少ないのが特徴。
モダン位牌:
約3万円の価格帯のものが多い。
天然石や本漆などが材料。
自由度が高い。

お位牌は故人の魂が宿る分身であり、何十年もおまつりするものです。

葬儀後は慌ただしく、落ち着かない日々と思われます。

ですが、後々の後悔がございませんよう、デザインも含め、価格やサイズなどをじっくり比較検討して納得できる位牌を購入することをお勧めします。

位牌の文字入れにつきましても、もちろんお受けしておりますので、併せてご相談くださいませ。

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